【紫蘇の話】
中国、三国時代のこと。
少年が蟹をむさぼり食べているのを通りすがりに見た旅の名医が、中毒を予想して、その家族に青紫蘇の葉を渡しました。
その夜、予言通りに少年は食中毒にかかり、顔面も紫色に、死の淵をさまよいました。
あわてた家族が名医にもらった青紫蘇を煎じて飲ませたところ、命が蘇ったことから「紫蘇」と名付けられそうです。
以来、魚介類の毒を消すとして、刺身の薬味などに使われるようになりました。
紫蘇特有の香りのもとである「ペリルアルデヒド」に強力な殺菌作用があります。
古くからいろいろな薬効が認められていてますが、最近はアレルギー反応を抑えるリノレン酸を多く含み、花粉症などへの効果が注目されています。
紫蘇にも、いろいろな種類があり、梅干と一緒に漬ける赤紫蘇。
そのほか成長段階に応じて芽紫蘇、花穂紫蘇、穂紫蘇、実紫蘇などがあります。
なかでも最も知られているのは青紫蘇(大葉)でしょう。
いまでは一年中出回っていますが、本来は今からが一番旬の時期。
ご自宅のお庭にもそろそろ食べごろに育ってきているのでは・・・。
刺身のつま、料理の付け合せ、と脇役に回りがちな紫蘇ですが、そのまま天ぷらにしたり、サラダの材料にしたり、細かく切ってパスタに混ぜたり、肉や魚を巻いて揚げたり、アイデアしだいで様々な料理に利用できます。
自宅で採れたものは、虫食い穴があいていても使えます。
買ったものは虫食いはなくとも農薬の残留が心配です。
ボウルにためた水にしばらく漬け、両面を軽くこすりながら流水で数回洗い流すと安心です。
材料
- 青紫蘇
- 10枚
- 豚肉しゃぶしゃぶ用
- 200g
- そうめんこんにゃく又は糸こんにゃく
- 400g
- レタス
- 適量
- トマト
- 2個
- 白ごま
- 適量
■調味料
- 酒
- 大さじ3
- 酢
- 大さじ2
- しょう油
- 大さじ2
- ごま油
- 小さじ2
- 練りからし
- お好みで
作り方
-
こんにゃくは食べやすい長さに切り熱湯にさっと茹でてから、お湯を捨てそのままの鍋でからいりする。
水分がとんだら火を止め、冷ましておく。
-
豚肉は熱湯にくぐらせて、全体的に色が変わったらザルに取り、氷水で冷やす。
-
青紫蘇は千切りに、レタスは食べやすい大きさに切り、トマトはサイコロに切っておく。
- ①②③をお皿に盛り、合わせた調味料を上からかけ、最後にごまをふりかけて出来上がり!
薬効食材
- 青紫蘇
-
- 抗菌
- 抗アレルギー作用
- 貧血予防
- 精神安定作用など
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