【さつまいもの話】
さつまいもの収穫時期は8月から12月にかけて。
収穫して2ヶ月ほど貯蔵しておいたもののほうが適度に水分が抜け甘く美味しくなるので、ちょうどこれからがさつまいもの旬です。
さつまいもは50~60℃くらいの温度でじっくり加熱することで麦芽糖という糖質が作られ甘く変化します。
ですから高温で一気に加熱するレンジで調理したものとくらべ石焼芋は格段に甘いですよね。
さつまいもの食効でちょっと意外なのは美白効果です。
さつまいもにはしみやそばかすの原因であるメラニンの生成を抑制する効果があることがわかっています。
その上、ビタミンCを多く含み、1本(約200g)で1日の必要量をほぼ摂取することができるほどです。
ビタミンCにはメラニン色素の沈着を抑え、しみ、そばかすに効果があることはご存知でしょう。
秋冬の美白養生にさつまいもメニューをプラスするといいかもしれません。
そして、忘れていけないのは便秘改善効果。
繊維質や豊富なビタミンが、腸の蠕動運動を促します。
また、さつまいもを切ったときに切り口にでてくる白い液体をヤラピンといい、これは胃腸では消化できず、食物繊維と同じような働きをして便秘解消に役立ちます。
皮も一緒に食べるのを忘れないで下さいね。
その方が便通がよくなり、おならの予防になります。
さつまいもの食べやすさにまかせて食べ過ぎると胸焼けを起こすことがありますが、胃液を中和する塩、バター、牛乳を一緒に摂ると防ぐことができます。
今回のレシピはバターを使ったレシピです。
ふりかけている黒ごまとさつまいもは相性が良く、便秘への効果倍増です。
カロリーが気になる方はお好みでバターの量を調節してください(一人前・約280Cal)。
材料
- さつまいも
- 400グラム
- バター
- 60グラム程度
- 砂糖
- 大さじ2
- 醤油
- 大さじ2
- 黒胡麻
- お好みで
作り方
-
さつまいもは皮ごと厚さ5ミリ程度の薄切りにして、更に5ミリ幅くらいに細切りにする(ちょっと太目のマッチ棒くらい)。
多めの水にさらしておく。 -
フライパンに分量のバターの半分を溶かしよく水を切ったさつまいもを加え炒める。
-
全体にバターをからめ、ほぼ火が通ったら、砂糖・醤油の順に加え炒める。
- 最後に残りのバターを加えなじませ、皿に盛りつけたら黒胡麻を全体にふって出来上がり!!
薬効食材
- さつまいも
-
- 便秘解消
- 美肌効果
- ニキビ・吹出物の改善
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