【三つ葉の話】
セリ科に属する日本原産の香草で、1本の茎に葉が3枚ずつつくことから三つ葉といいます。
野菜として栽培しているのは日本と中国のみで、つまり食用とされているのは概ねこの2国ということになります。
栽培方法により、糸三つ葉、根三つ葉、切り三つ葉がありますが、いずれも香りが強く、葉の緑色が綺麗なものが選ぶ際のポイントです。
三つ葉に含まれるビタミンB1、ビタミンC、鉄は肌荒れや風邪予防、疲労回復に役立ち、カリウムは体内の余分な塩分を体外に排出する働きで高血圧予防に役立ちます。
カロテンは体内でビタミンAとなり、皮膚・粘膜を保護し、細菌やウイルスに対する免疫力を高めます。
また、三つ葉の香り成分である、ミツバエン、クリプトテーネンには鎮静作用があり、神経を鎮めることによりストレスを軽減し、不眠症の改善や食欲増進に役立ちます。
今年も花粉症の季節がやってきました。
例年の中では花粉の飛散量は少ないと言われている今年ですが、やはり辛いものです。
花粉症のアレルゲンは、花粉ですから、何か食べ物の原因で発症することはありません。
けれども、仕事が忙しくて、睡眠不足、ストレスもたまっている、食事がまともにとれない、というような生活が続いている人は、生活リズムも崩れ、食生活も乱れて栄養が偏りがちになり易く、そういった場合、自律神経が乱れて免疫機能がスムーズに働かず、花粉症を発症してしまったり、悪化してしまう原因になりうるようです。
今回は免疫力と高めるとともに、ストレスからくるイライラにも良い三つ葉と、同じく免疫機能を高める作用があるきのこ類の食材しめじと、元気をつける鶏肉を合せたレシピにしました。
しっかりと食養生し、辛い花粉の季節を乗り越えましょう。
材料
- 鶏ひき肉
- 350g
- 長ネギ
- 1/2本
- 塩・こしょう
- 適量
- 生姜すりおろし
- 1/2片
- 片栗粉
- 大さじ2
- 卵(全卵Mサイズ)
- 1個
■煮汁
- だし汁
- 3カップ(600cc)
- 酒
- 大さじ1
- みりん
- 大さじ1
- しょうゆ
- 大さじ2
- 水溶き片栗粉(1:1の割合)
- 適量
- しめじ
- 1パック
- 三つ葉
- 1パック
作り方
- 長ネギをみじん切りにし、大きめのボールに鶏団子の材料を全て入れ粘り気が出るまで良く混ぜる。
-
①をひと口大の大きさに丸めて団子を作る。
-
鍋にだし汁を沸かし②をそっと入れ火を通す。
浮かんできたら一度皿にあけ、漉し器で一度漉す。
-
③をもう一度鍋に入れて煮立たせたら、石づきを取って小房に分けたしめじを加え、さっと火を通す。
-
鶏団子を戻し、酒・みりん・醤油で味を付け、水溶き片栗粉で煮汁にとろみをつける。
- 鶏団子、しめじを器に盛って煮汁をかけ、適当な長さに切った三つ葉をたっぷりと添えたらできあがり!
- ★シャキシャキ三つ葉の良い香り!
調理のポイント
-
鶏団子はたっぷり作っておいて冷凍すると色々な料理に使えます。
ポイントは鶏肉に粘りが出るまでしっかり混ぜること。
塩・コショウの味付けは 煮る間にだし汁に溶け出すことも考慮し、少し濃い目に。
薬効食材
- 三つ葉
-
- 気の巡りをよくする
- 健胃
- 食欲増進
- 咳・痰を切る
- しめじ
-
- 胃腸を丈夫にする
- 気を巡らし、痰を除く
- 免疫強化
- 鶏肉
-
- お腹を温める
- 筋骨を強くする
- 血を補う
- 気を補う
- 体力をつける
気虚タイプにおすすめのレシピ type
手羽元と干ししいたけの煮物
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- クスリになるレシピ
- 人参
- 免疫力の低下
- 気虚
- 長芋(山芋)
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- 気虚
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- 気虚
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- 長芋(山芋)
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- 免疫力の低下
- 春
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- 花粉症
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【長芋の話】 今回は長芋を紹介します。 長芋は消化酵素ジアスターゼを多く含むので一緒にとった食事の消化を助けてくれます。 よく精力をつけるといわれますが、これは長芋が腎虚に効果があるため。腎は生殖機能のほか膀胱機能をもつ...
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- 鶏肉
春におすすめのレシピspring
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- 三つ葉
- 免疫力の低下
- 春
- 気虚
- 花粉症
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- セロリ
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- レモン
- 春
- 気虚
- 鶏肉
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- セロリ
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- 梅
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- 玉ねぎ
- 鶏肉
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