【セロリの話】
セロリは古代ローマ、ギリシャでは整腸剤・強精剤など薬用として使われていました。
その後、明治始め頃日本でも栽培が始められたのですが、独特のにおイカら倦厭され、一般に定着したのは、第二次世界大戦後のこと。
ストレスを緩和する効果のあるビタミンCにビタミンAを含み、また健胃、血圧降下、鎮静などの効果もあります。
食物繊維は整腸やコレステロールの低下にも有効的です。
その独特の香り成分は、食欲増進、精神安定、頭痛などに効果があります。
茎の部分より葉のほうに栄養分がありますのであますところなく使いたいですね。
1年スーパーで見かけるセロリですが、2~5月にかけては静岡県産、7~10月は長野県産のもの、といったように季節で主要な産地は違います。
野菜自体の旬としては諸説ありますが、だいたい冬から春、11月~5月あたりに美味しさが増すようです。
ようやく寒さもひと段落してきタコの頃。
春は自然界が芽吹く時期であると共に、体の変化もあらわれやすい季節です。
中医学的に春という季節は、花粉症や頭痛、目のトラブルといった体の上の方に不調が出易い時期であり、同時に自律神経のバランスを崩し易い季節でもあります。
今回はストレスを緩和してくれるセロリと今がおいしい新玉葱、元気をつけてくれる鶏肉を組み合わせたレシピにしました。
もうすぐ春本番。
季節を先取りし、ストレスに負けない体を作っていきましょう!
材料
- セロリ
- 1本
- 鶏ささ身
- 4~5本
- 新玉葱
- 中1個
■梅紫蘇ソース
- 梅干し
- 2個
- 青紫蘇
- 10枚
- 白胡麻
- 大さじ2
- 胡麻油
- 大さじ3
- お酢
- 大さじ2
- 醤油
- 大さじ3
- 砂糖
- 小さじ半分
作り方
- セロリは筋を取り、2mm程度の厚さに斜め薄切りにする(葉は細かく切る)。
-
新玉葱も薄切りにし、軽く水にさらしてから水気をペーパータオルで切っておく。
-
ささ身はお湯で湯がき、熱々のうちに細かく割いておく。
-
梅干しは種を除き包丁でたたいてペースト状に。
大葉は軸を落としみじん切りに。
ボールにソースの材料を全て入れ、よく混ぜ合わせる。 - ④に①~③の材料を全部投入し、良く混ぜ合せたら出来上がり!
- ★セロリと新玉葱のシャキシャキ感がすっぱ美味い梅紫蘇ソースによく合います。
調理のポイント
-
せっかくの新玉ねぎです。あまり長時間水にさらさずに軽くさらすこと。
よりみずみずしい食感が楽しめます。
薬効食材
- セロリ
-
- 熱を鎮める
- イライラ
- 利尿
- 高血圧のめまい
- 頭痛
- 目の充血にいい
気滞タイプにおすすめのレシピ type

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