【鰻の話】
今年の夏の土用の丑の日に、皆さん鰻を食べましたか?
暑い時期のスタミナ補給には鰻というイメージが定着しつつありますが、この習慣を作ったのは江戸の有名人平賀源内だったという説が有力です。
江戸時代、商売が上手くイカない鰻屋の為に源内が、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることをアドバイスたところ大繁盛。
以来どの鰻屋も真似て今日に至ったという話ですが、知識人として有名な平賀源内はコピーライター的才能もあったんですね。
鰻は、ビタミンAやその吸収を高める脂質、ビタミンB1、B2、E、D、カルシウム、カリウム、鉄、亜鉛などもバランス良く含む優れた食品です。
また、血中のコレステロール値を抑制するDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)を多く含み、動脈硬化などの生活習慣病も予防します。
うだるような強い日差しにバテがちなこの季節。
季節に負けない体作りを食養生でしていきましょう!
材料
- 鰻(蒲焼)
- 2尾
- 青じそ
- 10枚
■酢飯
- ご飯
- 2合分
- 酢
- 大さじ4
- 砂糖
- 大さじ2
- 塩
- 小さじ1
- 白胡麻
- 大さじ3
- 枝豆
- 60g
- みょうが
- 1パック(4個程度)
作り方
-
青じそは洗って水気をペーパータオルなどでとっておき、枝豆は下茹でしておく。
みょうがは洗ってせん切りにしておく。 -
あらかじめ酢・砂糖・塩は大きめのボールに混ぜ合わせておき、そこへ温かいご飯を加え切るように混ぜる。
味がなじんだら白胡麻・枝豆・みょうがを加えざっくり と混ぜ合わせる。
できあがったら半量に分け、ラップで棒状に整える。 -
ラップの上に鰻1尾を身を下にして置き、青じそを裏返して5枚並べる。
ラップで包んだ半量の②を置き、形を整えながらきっちりと巻く。
同じものをもう一本作る。 - その状態で10分なじませたら、ラップで包んだまま食べやすい大きさに切ってラップをはずし、器に盛ったら出来上がり!
調理のポイント
-
もしウナギをレンジなどで温めてから使う場合は加熱しすぎないように気を付けて。
形がすごく崩れ易くなります。
薬効食材
- 鰻
-
- 体の弱りを補養する
- 湿気をとる
- むくみや痛みを改善
- 枝豆
-
- 熱を冷ます
- 胃腸を丈夫にする
- 湿気をとる
- 肝臓保護
- 青じそ
-
- 発汗
- 散寒
- 気を巡らせる
- 健胃
- 吐き気をとめる
- みょうが
-
- 身体の熱を冷ます
- 気・血の巡りをよくする
- 食欲増進
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