補益の食材
気・血・陰・陽 など不足すると体調を崩してしまうものを補う働きがあります
病気にかかりにくい丈夫な体にする食材です。
味甘・酸、性涼、胃・肝経
体内の水分はバランスよく、絶え間なく循環することによって、体の余分な熱を冷ます冷却水の役割を果たします。
この水分が不足した状態を津液不足(しんえきふそく)の状態といいます
津液不足になると、口や喉が渇き、やたらと水を飲みたくなったり、目に見えるところでは、唇が乾く、皮膚がカサカサする、舌が乾くなどの症状があらわれ、その他に、尿の量が少なく、色が濃いなどのシグナルが自覚されます。
便の水分も少なくなるので便が固くなります。
こんなシグナルに心あたりがある人は、慢性的に軽い脱水状態にあると考えてこまめに水分を摂ってください。
夏、熱中症とまではいかないけれど、暑いところに出ると、体がだるくなる、具合が悪くなるという人。
夏になると便秘をする人も、汗で発散した水分の補給が間に合っていないのかもしれません。
体を潤すことを心がけてください。
けれど、冷たい飲み物の摂りすぎは胃腸の働きを弱め、むくみや下痢、だるさをまねきます。
飲み物だけに頼らずに、体を潤す食材で補っていきます。
トマトには体の乾きをいやし、体内の潤いを取り戻す働きがあります。
また、性が涼なので体を冷ます働きもあります。
目の渇きや、イライラなど、余分な熱が頭の方に上がってきて引き起こす症状にも効果があります。
また、トマトには胃の働きを良くする効果もあるので、胃腸を痛めがちな季節である夏にはもってこいの食材です。
何といっても、七月、八月の旬の頃のトマトは甘くて味が濃く美味しいですよね。
(豆腐、スイカ、きゅうり、なし、リンゴ、レモン、梅、冬瓜なども体を潤す食材です。夏の食卓に是非のせてください。)
食材の効能
- 健胃
- 高血圧
- 暑気あたり
- 消化促進
- 食欲不振
- 身体を潤す
- 熱を冷ます
- 補益