食材の効能

りんご

補益の食材

身体の気・血などを補い、身体を丈夫にし、病気に対する抵抗力を高める食材です。

味甘・微酸、性涼、脾・胃経

十年近く前の話ですが、保健所で行われた栄養士による妊婦のための食事指導で 「果物はビタミンC以外にあまり栄養はないのでたくさんとる必要はない・・・・・・」 と説明していました。
つわりで思うように食べられず、りんごだけは数個食べられるという時期だったので がっかりしたのを覚えています。

確かに、りんごの栄養素を見てもこれといって優れたところもないようですが、ファイトケミカルへの関心が高まっている今は果物にも様々な期待がかけられています。

ファイトケミカルとは、果物や野菜に含まれる栄養素(タンパク質、脂質、糖質、ミネラル、ビタミン、食物繊維)以外の成分で、身体を老化させる活性酵素を除去し、自然治癒力を高める成分のことです。
具体的には、イソフラボン、カテキン、リコピンなど。
ヘルシーを謳う食品やドリンクに配合されて盛んに宣伝しているのでよく耳にします。

ファイトケミカルが発見されるずっと前から、人は 「1日1個のりんごは医者を遠ざける」 といって、りんごのもつ素晴らしい力を知っていましたが、現在はりんごが持つファイトケミカル(ポリフェノールやペクチン、カテキンなど)が人の健康を守る働きをしているのではないかと 様々な研究や調査が行われ、いくつもの効能が発見されています。

例えば、ガンを予防する効果。
特に肺ガンに対する効果はきわめて高いと報告されています。
また、りんごペクチンが腸内の悪玉菌を減らし、ビフィズ菌や乳酸菌といった善玉菌を増やして大腸ガンの発生を抑えます。

そのほかにも、りんごを食べるとコレステロールや中性脂肪が低下し、その結果、動脈硬化を防ぎ脳卒中や心臓病の発症を抑える効果があります。
りんごを1日1個半?2個、3週間食べる実験では。14名中12名で中性脂肪が低下したそうです。

また、りんごを多く取っている人は、喘息、気管支炎、肺気腫にかかりにくいことも報告されています。

そして、面白いのはりんごはビタミンCをあまり多く含まないのですが、りんごを摂取したあと、血液中のビタミンCの濃度が34%も大きく上昇したという研究報告があり、りんごはビタミンCが効率よく吸収される何らかの成分をもっていると考えられています。

果物や野菜にはまだまだ、未知の力がありそうですね。
とにかく新鮮な野菜をたくさん採ることを 心がけておいて間違いありません。

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