月経前症候群(PMS) 特別コンテンツ

さようなら!月経前症候群(PMS)

女性なら仕方ないとあきらめていませんか。
漢方薬で月経前症候群(PMS)を卒業し、本来の健康な体を取り戻しましょう。

月経前症候群(PMS)卒業の12のヒント

月経前症候群(PMS)は改善できるのでしょうか?

月経前症候群(PMS)体質から卒業しよう!

月経前症候群(PMS)で苦しむ女性もいれば、全くなんともない人もいます。
月経のある女性ならホルモンバランスが変化するのはみんな同じなのに、どうしてこんなに違うのでしょう。

少し話は逸れますが、花粉症も、みんな同じように花粉を吸い込みながら生活しているのに、酷い花粉症の人、軽い花粉症の人、まったく花粉症がない人がいますね。
これはアレルギー体質かどうかの違いです。

花粉症を根本的に治すには花粉に対するアレルギーをなくすことです。
鼻炎の薬で鼻水やくしゃみを抑えるのは根本治療とはいえません。

月経前症候群(PMS)もある人とない人がいるのは月経前症候群(PMS)体質かそうではないかの違いです。
月経前症候群(PMS)に対して処方される精神安定剤、鎮痛剤はもちろん、低用量ピルは根本治療ではありません。

目指すべきは月経前症候群(PMS)体質からの卒業です。
身体のアンバランスを正すことで体質を変え、月経前症候群(PMS)を卒業することはできるのです。

月経前症候群(PMS)卒業を目指すもう一つの理由

月経前症候群(PMS)体質から卒業しよう!

女性にはホルモンが変動する機会が何度もおとずれます。

毎月の月経もそうですし、妊娠中、出産後、閉経前後にホルモンのバランスがかわり、それに伴ってイライラや精神不安などの精神的症状や身体症状があらわれてきます。

昔はこれらをひっくるめて血の道症よびました。
さきほど月経前症候群(PMS)体質という表現をしましたが、月経前症候群(PMS)体質こそ、昔は血の道症といわれたものです。

月経前症候群(PMS)に悩む人はホルモンのバランスが変動するたびに同じように悩まされることが少なくありません。
月経前症候群(PMS)に苦しむ人は身体のバランスが傾いている状態です。

この傾きを改善しなければ、坂道を転がり落ちるように月経前症候群(PMS)が年々悪化したり、あるいは生理痛や更年期障害、不妊症といった悩みとつながっていく可能性があるのです。

だから、将来のことも視野に入れ、一時しのぎの薬でごまかすのではなく、きっぱりと卒業をおすすめしたいのです。

月経前症候群(PMS)の症状は体質によって違います

体質による違い

同じ月経前症候群(PMS)でも、イライラがとまらず怒りっぽくなる人もいれば、くよくよと涙が止まらなくなってしまう人がいたり、過食が止まらない人がいれば、吐き気で食べられなくなる人もいる。これは体質の違いからきます。

月経前症候群(PMS)の症状は体質によって違います
では、体質とはどんなものでしょうか。
体質は血液検査やレントゲン検査で調べることはできません。

そこで使うものさしが東洋医学の理論です。
東洋医学では、人の体は「気」「血」「水」の三つの要素がお互いに作用しあいながらスムーズに滞りなく流れ続けることによって健やかでいられると考えています。
三つのうちどこかが不足したり、滞ったりすると、体に不調が現れます。

漢方薬には患者さんの体に現れている特徴や、出ている症状などからその方の身体が今どのような状態かを把握しタイプ別に分類をする方法があり、肝気鬱血、気血両虚、肝脾不和など独特の専門用語でその体質を表現します。
そしてそれぞれに適した漢方薬で体質の改善をめざすのです。

月経前症候群(PMS)の症状は気・血・水に支配されています

気・血・水

気が滞りやすい体質、古い血がたまりやすい体質、など人によって体質が違います。
それぞれに適した漢方薬で気血水のバランスをとっていくと、月経前症候群(PMS)の症状を改善することができます。
月経前症候群(PMS)の症状からも気血水のどこに問題があるのかを推し量ることができます。

月経前症候群(PMS)の症状は気・血・水に支配されています。

気が原因と考えられる症状イライラ、おこりっぽい、不安感、集中力低下、無気力、あせり感、のぼせ、胸の張り、動悸、抑うつ感など

血が原因と考えられる症状頭痛、肩こり、腹痛、動悸、ほてり感、冷え、しびれなど

水が原因と考えられる症状むくみ・めまい・吐き気、耳鳴りなど

「気」「血」「水」はお互いに作用し合っていますから、「気」に異常が出れば「水」や、さらには「血」にも影響を及ぼしますので、放置すればするほど状況は複雑になり、治りにくい頑固なものになってきます。

漢方薬は女性特有の症状に強いです

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花

芍薬の根、牡丹の根皮、百合の球根は生薬として婦人科系の漢方薬でよく使われます。

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
これは美人を喩える言葉として知られていますが、もともとは漢方薬の生薬の使い方を表す言葉だともいわれています。

立てば芍薬とは、
気が立って落ち着きがなく、だまって座っていられないようなタイプの女性には鎮静鎮痛作用のある芍薬を使った薬が適している。

座れば牡丹とは、
座ってばかりいて血行の悪くなっている女性には古い血をとる働きがある牡丹を主に使った薬が適している。

百合の花のようにゆらゆらしながら歩くような精神的不安定さがある女性には、
精神を安定させる作用のある百合を主に使った薬が適している。
といった意味になります。

月経前症候群(PMS)、生理痛、更年期障害、不妊症などの原因は根っこのところでつながっており、漢方薬ではこれらの症状をすべて「血の道症」と呼んできました。
漢方薬には血の道症のさまざまな体質に応じた数多くの処方があり、女性特有の症状の改善をとても得意としてきた歴史があるのです。

月経前症候群(PMS)の場合、生理がくると症状がなくなるため、身体の中に「よどんだ血の滞り」ができていると考えられます。
なぜこのような滞りができるのか、その原因はいくつも考えられるのですが「消化機能の低下」「ストレス」「血行不良」「エネルギー不足」なども関係しています。

人によって違う原因を把握し、的確な処方を選ぶことが漢方薬にとっては大切になります。

月経前症候群(PMS)と漢方薬は相性が良いです

PMSと漢方薬

自分が月経前症候群(PMS)だと気付いていない女性も多いものです。

人によって症状が違うため、不眠、不安、抑うつ感なら心療内科、ニキビや吹出物なら皮膚科、しびれならリウマチ科、めまいや耳なりなら耳鼻咽喉科を訪れるかもしれません。
そこで担当してくれた医師が月経前症候群(PMS)が原因と気づいてくれればまだいいのですが、そうでなければずいぶんと遠回りをすることになります。

また、症状がイライラとニキビのようにの複数ある人でしたら、イライラは心療内科、ニキビは皮膚科という、専門が複数の科に分かれるといったことが起こってきます。

漢方の場合、イライラも胸の張りも「気」がスムーズに流れずに、体内で渋滞を起こしている気滞(きたい)が原因なので気を正常化する漢方薬ひとつで両方が一度に改善することがあります。

ホルモンバランスの変化から身体全体に様々な症状がでる月経前症候群(PMS)のような病気と、身体全体をみる漢方薬はとても相性がいいのです。

月経前症候群(PMS)と未病

早期の改善を!

未病(みびょう)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

病気とまでもいかないが体調がすこぶる良いというわけではない、まだ病気ではないけれど病気へ向かう坂道を下っている段階を指す言葉です。

  • だるい
  • 疲れが取れない
  • 冷え症
  • 熟睡できない
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 腰痛
  • 睡眠時間をきちんととっても朝起きるのが辛い…

これらが未病の症状です。
身体が「このままでは病気になるよ」と教えてくれているのに、無視をしてはいけませんよね。

月経前症候群(PMS)も軽いうちは未病と同じで見過しがちです。
軽いうちは月経前症候群(PMS)とも気付かず、落ち込みやイライラを自分の性格と思い込んでいるかもしれません。

女性なら仕方のないことと我慢してやり過ごしたり、一時しのぎの対処でごまかしていると、ついに病気となって身に降りかかってくるのは時間の問題です。

これが重症化してくると、仕事や生活に支障をきたしたり、人間関係にひびがはいるような失敗につながりかねないのですが、月経前症候群(PMS)の場合はかなり重症化するまで成り行き任せにしている人も多いようです。

鎮痛剤や精神安定剤は一時しのぎで根本的な解決にはなりません。
身体の内側からしっかりバランスをとっていくと月経前症候群(PMS)の改善だけではなく、年齢を重ねるごとにあちこちに出てくる身体の不具合を遠ざけることができます。

月経前症候群(PMS)改善=妊活

妊娠・出産を希望するなら…

月経前症候群(PMS)と不妊症の直接的な関連性を示すデータはないようですが、不妊のご相談を数多く受けてきた経験上いえることがあります。

それは、妊娠を目指して漢方薬を飲んでいるうちに、今まで悩んでいた月経前症候群(PMS)や生理痛の症状がとても軽くなったとおっしゃる女性が多いこと。
そして、月経前症候群(PMS)や生理痛が改善すると近いうちに妊娠する方が多いのです。

不妊治療にはストレスがつきもので、ストレスにより月経前症候群(PMS)も悪化しやすいという関連性もあるかもしれません。

なかにはもちろん月経前症候群(PMS)はないのに妊娠しにくいという女性もいらっしゃいますが月経前症候群(PMS)の症状が重いという時点で身体のバランスが乱れていることがわかりますから、妊娠しにくくても不思議ではないのです。

将来、妊娠・出産を希望する女性でしたら月経前症候群(PMS)を改善し今のうちから妊活をすすめても早すぎるということはありません。

月経前症候群(PMS)と更年期障害の関係

女性ホルモンの影響

閉経すれば月経前症候群(PMS)から解放されると信じて我慢している女性もいらっしゃいます。

けれど残念ながら月経前症候群(PMS)で苦しんでいる人は更年期に同じような症状に悩まされる可能性があります。
なぜなら月経前症候群(PMS)も更年期障害もエストロゲンというホルモンの減少により引き起こされるものだからです。

年齢が進むにつれ月経前症候群(PMS)と更年期障害の症状が重なって、生理前に限らず常に体調不良ということにもなりかねません。
我慢してやり過ごすのではなく、毎月の月経前がもっと快適にすごせるように体質を改善し更年期へ備えましょう。

月経前症候群(PMS)とピル

ホルモンの変化

ピルを飲むと生理前のホルモンの変化を抑えることができるので月経前症候群(PMS)の症状はでなくなります。
ですが、女性の自然なホルモンの波を薬でコントロールすることに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
本来、健康な女性なら月経前症候群(PMS)の症状が無いか、あっても気にならない程度です。

皆さんが本当に目指すべきことは月経前症候群(PMS)の症状を抑えることだけではなく、本来の健康な身体を手に入れることではないでしょうか。

月経前症候群(PMS)と西洋薬

副作用のない薬はない

ピルのほかにも月経前症候群(PMS)で処方される薬には数種類あります。

痛みには鎮痛薬、むくみには利尿薬、精神症状には抗不安薬や抗うつ薬・睡眠導入薬など症状に応じた薬を使う対症療法が基本です。
対症療法というのは辛い症状を抑えてくれますが、根本的な問題の解決つまり月経前症候群(PMS)のない体づくりができるわけではありません。

しだいに薬の使用頻度や使用量が増えていっているようなら黄色信号です。薬でごまかすばかりで月経前症候群(PMS)自体はどんどん悪化している状況です。

薬は諸刃の剣といいますが、副作用のない薬はありません。

頭痛薬を飲みすぎると副作用で頭痛が出てくることがあるのをご存知でしょうか。
飲んでいる人はそれに気付かずますます薬の量を増やしてしまいます。
この悪循環を断ち切るには頭痛薬をやめるしかないのですが、もちろん薬をやめても、もともとある頭痛が治るわけではありません。

そんなことにならないためには、なるべく薬を頼らないという意志を持ち、薬以外の解決法も見つけなくてはいけません。
そのなかで漢方薬もひとつの選択肢といえるでしょう。
漢方も「薬」ではありますが、西洋薬とは全く別のものです。

月経前症候群(PMS)と日常生活

毎日を健康に過ごすために……。

月経前症候群(PMS)を解消するためには日常生活にも様々な注意したい点があります。

体質によって注意点も違いますが共通して心がけていただきたいのは、冷え、ストレスを避ける(あるいは解消する)、運動(歩くだけでもOK)です。

月経前症候群(PMS)のためだけに、特別に何かやると考えると大変だと思うかもしれませんが、こうしたことは月経前症候群(PMS)だけでなく健康を保つために大切な一生続けていくべき養生です。

病気を持っていない、あるいは健康診断で異常はない=「健康」ではありません。
病気がなくても、毎日を快適に過ごせないような体調不良を感じていれば立派な不健康予備軍です。
月経前症候群(PMS)も不健康予備軍の一種といえるでしょう。

月経前症候群(PMS)が一発で治るという治療法はありません。

けれど、時間をかけて、さまざまな工夫や努力、生活改善などの積み重ねがあって、いつの間にか月経前症候群(PMS)がほとんど気にならなくなっていたということのほうが実は喜ばしいことかもしれません。
なぜなら時間がかかったとしても、体に良い生活習慣が身についたということですから一生の宝となるのです。

月経前症候群(PMS)はあるけれど病院に行くほどでもないという人もいるでしょう。
けれど放置せずにケアしていけば、月経に関係なく一ヶ月をもっと楽しく幸せに過ごすことができるうえ、将来の病気予防にもなります。

案外ほんのちょっとした習慣で治ってしまうこともあります。
我慢してやり過ごすだけではなくきちんと向き合うときっと良い結果がまっています。

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また漢方薬によって病気の全てが改善することを保証するものではありません。