補益の食材
人の体の中の気・血・陰・陽 など不足すると体調を崩してしまうものを補う働きがあります。
病気への抵抗力を高めるほか、強い体質を作ることが出来ます。元気が出ない、やる気がない、風邪をひきやすいといった人が積極的にとりたい食材です。山芋のように 肺・脾・腎経の食材には、気を補う働きをするものが多くあります。
味甘、性温、肺・脾・腎経
漢方では山芋を乾燥させたものを山薬(サンヤク)といって滋養、去痰、などの効果があります。
消化を助け、身体の抵抗力を高め、気力を増し、筋肉を強めるという働きをします。
山芋に含まれる消化酵素アミラーゼが胃腸の消化吸収を高め下痢を止めます。
消化不良の下痢や、冷たいものを取りすぎたときの下痢にはいいのですが、腸が炎症を起こしているときの下痢には食べないようにします。
アミラーゼは熱すると失われるため、調理するときはマグロの山かけや月見とろろなど、生で食べるのが効果的です。
山薬を煎じるときもあまり長く煎じるとアミラーゼの効力がなくなります。
また、肺を潤して、痰や咳を鎮める効果があります。
秋は空気が乾燥して咳がでたり、肺を痛めることがおおい季節なので山芋が効果的です。
その他にも、食欲がない、足腰がだるくなりやすいといった人におすすめです。
食材の効能
- むくみ
- 胃腸虚弱
- 気を補う
- 食欲不振
- 疲労回復
- 補益
- 慢性の咳
- 老化防止