【じゃがいもの話】
普通、ビタミンCは熱に弱いのですが、じゃがいものビタミンCは例外。
加熱すると、でんぶんがビタミンCを包んで保護するため、半分の損失ですみます。
同重量の、生のトマトやリンゴよりも茹でたじゃがいもの方がビタミンCを多く含んでおり、ちょっと意外な感じがします。
じゃがいもの薬効で良く知られているのは胃腸病、高血圧、腎臓病(むくみ)です。
じゃがいもに豊富に含まれる消化酵素などの各種酵素やアミノ酸類は胃もたれなどの不快な症状を取り除き、胃を丈夫にしてくれます。
胃が張るとき、ムカムカするとき、腸の具合が悪いときに食べると効果があります。
カリウムの含有量も多く、体内の余分なナトリウムと競合して、その作用をおさえるため、高血圧の予防に有効です。
腎臓の機能が低下して体にむくみがある人にも効果があります(腎臓病で医師からカリウムの制限をいわれている人は向きません)。
じゃがいもといえば北海道。
ですが今が旬の新じゃがについては最も出回っているのは長崎の『デジマ』という品種。
新じゃがの特徴はとにかくみずみずしくて、皮まで柔らかいこと。
豊富なビタミンC、食物繊維を逃さずに食べきるには皮ごと食べるとよいでしょう。
ただし、出はじめた芽や日光に当たって緑色になった皮にはソラニンという有害物質が含まれていて、食べるとめまいや、腹痛など中毒症状を起こすためしっかり取り除いて調理しましょう。
材料
- 新じゃが
- 6個くらい
- コーンビーフ
- 1缶
- えのき茸
- 大1袋
- コンソメ顆粒
- 小さじ1
- 黒胡椒
- お好みで
作り方
-
新じゃがは皮付きのまま、短冊又は輪切りにする。
えのきは根を落として、ざっくりとほぐす -
フライパンに多めの油で新じゃがを炒める。
しばらくしたらコーンビーフ、えのきも一緒に炒める。 -
少量のお湯にといたコンソメを加え、じゃがいもがきつね色になるまで炒める。
- 火を止めてを黒胡椒をふりかけて出来上がり!
調理のポイント
- コーンビーフとコンソメ顆粒で塩分があるので、塩は使ってませんが味見をしてからお好みでどうぞ。
薬効食材
- じゃがいも
-
- 胃潰瘍
- 便秘
- 高血圧
- むくみ
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